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ベーシストのためのスタンダードジャズ解説「ベースラインとソロ」Autumn Leaves編

ウッドベース

お世話になります。
ジャズって難しいですよね。使えるスケールはなんとなくわかっても、、、

・何弾いて良いかわからない!
・ただスケールを上昇、または下降してるだけになってしまう!
・いや、そもそもスケールこれで合ってんのかな!?

ってなってる人多いと思うんですよ。
で、そんなこと考えてるうちに

先の見えないトンネルに迷い込んでしまう人が多い!

そうなんです。最近は理論とかネットで気軽に検索して調べられるようになりました。なので、結構みなさん頭でっかちになりがちで、知識だけはなんとなくつけたもんだから、気軽に音を出せなくなっている人が多い気がします。

本来、音楽って理論から入るものではなく、先人たちから口(音)で伝承していくものなのですが、最近は結構そうじゃなくなってる。理論知ってスタート地点。みたいな風潮ありますよね。

でもね、それじゃあうまくならないんですよ。
とにかく、演奏しないと。

てなわけで、今回は、迷えるベーシストたちが真似すればセッションに参加できる
ベースラインとソロフレーズを1コーラスずつ
をご紹介します!

とは言え、まずは簡単に曲のコード進行の分析から!

さてと、では今回の題材「Autumn Leaves」のコード進行ですが

一般的な感じでこうですね。
んで、曲の分析の順序なんですが、、、

1、曲のキーを特定する

2、キーからダイアトニックコードを導き出す

3、曲の中のノンダイアトニックコードを見つける

4、それぞれのコードにスケールを当てはめる

こんな順番で進めていきます!

曲のキーを特定する

これはすごく簡単
譜面あたまのト音記号の横についている「♭」もしくは「#」の個数。これのことを調号って言うんですが、この数でキーがなんなのかがわかります。
この曲は「♭」が2つ付いているのでB♭メジャーキーもしくはその平行調のGマイナーキーになります

もしこの時点で「キーってなんすか」とか「♭の数でキーってどうやってきまってるんすか」ってかたがいましたら

とりあえずこちらからご覧いただければと思います!

そのあとはこの下の
「サークルオブフィフス」
ってのがあるので、これに当てはめて考えればOKです

「♭」が2つ付いてるとこ見てもらうと「B♭」って書いてありますね
これで簡単にキーがわかるようになってるんですね!

ちなみに調号に「Gm」って書いてあるんですけど、これが平行調です。
一つの調号にメジャーとマイナーが一つずつ存在するんですね。
Aφってのはキーとは関係ないので後で触れます

キーからダイアトニックコードを導き出す!

ダイアトニックコードって言葉自体わかりません。って言う方は

まずこれ見て勉強してくださいw

さて、キーがB♭メジャー(Gマイナー)なので、ダイアトニックコードは下記になりますね

B♭△7, Cm7, Dm7, E♭△7, F7, Gm7, Am7-5

これも、ダイアトニックコードの理論が頭に入ってる人ならすぐわかるんですけど、先ほどのサークルオブフィフスに当てはめるだけで簡単にわかります。

この扇みたいななんだかわかんないこの形でダイアトニックコードが導き出せます。
この扇の真ん中に、そのキーのコードを持っていけば、自ずとダイアトニックコードが浮かび上がる仕組みです!これは一生使えますね!

曲中のノンダイアトニックコードを見つける

これはもう簡単ですね。
さっき、導き出したダイアトニックコードを当てはめて、それと違うの探せば良いんですから
となると…

こう言うことになりますね

それぞれのコードにスケールを当てはめる

それでは、スケールを当てはめていきましょう!
まず、ダイアトニックコードの部分は全てダイアトニックスケール(チャーチモード)を当てはめていけば良いので、こうなります。

B♭M7Cm7Dm7E♭M7F7Gm7Am7-5
B♭イオニアンCドリアンDフリジアンE♭リディアンFミクソリディアンGエオリアンAロクリアン

7種類書きましたが、出発音が変わっただけで要は全部「B♭メジャースケール」か「Gマイナースケール」ってことです。
ダイアトニックコードの部分はそれらを使ってフレーズを構築すれば良いのです!
ダイアトニック部分に関しては単純なので、深く考える必要なないです!

では、ノンダイアトニックコードの部分を見ていきましょう
まずは「D7(-9)」の部分ですが、これはGmへ行くためのセカンダリードミナントです
セカンダリドミナントってなんだ!って言う方は、単純にこう考えてください。

ダイアトニックコードを4度上のダイアトニックコードに進行しやすくするためにドミナントセブンスコード化したもの
このーキーでいうと

B♭M7Cm7Dm7E♭M7F7Gm7Am7-5
B♭7C7D74度上のダイアトニックコード
がないので違う
元からドミナント
セブンスなので違う
G7A7

このセカンダリードミナントは進行するコード(解決先)がメジャーかマイナーかによってスケールを選択します。

実はこのスケールの選択肢が結構たくさんあるのですが、あんまりここでは言及せず、比較的シンプルなスケールを下のように選択しました

解決先がメジャーなら「ミクソリディアン
マイナーなら、「ハーモニックマイナーパーフェクトフィフスビロウ

です。

それでは残りは、G♭7とE7ですが、これはセカンダリードミナントである「C7」と「B♭7」裏コードというものになります

ちなみに「C7」はFm7へ、「B♭7」はE♭M7へ
それぞれ解決するセカンダリードミナントです。

あれ?っと思う方もいるかもしれないですけど、B♭7の次がE♭M7じゃなくてAm7−5になってますね。もちろん、E♭M7に行く譜面もあります。なので、その場合は純粋にこの考え方でOKです。

しかしながら、Am7−5になってる….
単純に4度上「A」に解決するための「E7」と捉えておきましょう

裏コードってなによ

裏コードってのはですね、サークルオブフィフスで真反対側に来ているコードのことを言います。
ベースという楽器は便利なもんで、元のコードの♭5thの位置にあるコードを指します。
まあ、代わりに使えるよ。ってことですね

では、そろそろ本題の譜例を…

楽譜の掲載は現在は終了いたしました!
こちらからダウンロードできます!

これ無料ってダメだよね。ちゃんと商売しなきゃって思うのですが、とりあえず枯葉くらいいいじゃないかということで、アップしました。2021.11.20更新

是非ダウンロードして使ってください。ウッドベースにもエレキベースにも弾きやすいフレーズにしてあります。

レッスンも受け付けてますので、興味がありましたら、気軽にお問い合わせください!

実際に弾いている動画はこちら↓
文章では説明してなかったところも説明しているかも

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